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樋口裕子

  • 名前:樋口裕子
  • HP⇒ハレルヤ

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オンライン小説&出版本紹介のHP「ハレルヤ-樋口裕子-」のブログ、夢日記や短編小説など書いていく予定です。(コメントの欄に業者の方の宣伝はご遠慮願います)
 我が家の猫達&ママの店


これはシュウのシッポ。大きく写すとこんなに立派に見える。
下の写真はシマジロウだ。
オムツが取れるまでまだちょっとかかる。
でも、クーラーで冷えるからオムツがちょうどいいかもしれない。
お尻をちゃんとシートに向けてオシッコが出来たら、
メチャクチャ褒めてあげることにしている。
だからオシッコをする時は「見て、見て」といわんばかりに
私の顔を見て狸みたいなシッポをフルフルさせるのだ。


HPにUPした「ママの店12-2」に数箇所誤字があった。読んでくださった方に教えて頂いたのだが、「まるで中国の方の会話みたいでとても
おもしろかった」と言われてしまった。
慌てて指摘して頂いた箇所を見たら、自分で書いておきながら
大爆笑・・・・笑いがとまらない。
こりゃべつの意味で楽しい章になっていたようだ。しかし最近誤字が多すぎる。もっと気合をいれなくてはいけないなあ。反省 !

   「ママの店」

浜辺を後にして広い道路を渡っているとき、
何か変だなと思い立ち止まった。
車が一台も来ないのだ。
もともとこの道路はさほど車の量は多くないのだが、
常時何台かは必ず走っていて
一台も走って来ないなんてことは珍しいのだ。
そしてそれを私に気づかせる、いつもと違う空気が
辺りに漂っている。
ふと空を見あげると、今頃の時間であればまだ
鳥の飛行が数多く見られるのに何も見えない。
道路の向こう側の歩道には人影もない。
要するに何の気配もないのだ。
昭日町がいきなり無人の町になったような気がした。
道路の真中で、左右を見ながら車が来るのを待った。
やはり、いくら待っても一台も来ない。
妙なことがあるもんだと思っていると、
私の目の前をいきなりヒュンという音を残し
異常なまでの速さで車が一台通過した。
あまりの速さにその車の形や色が判別できなかったくらいだ。
今のは何だ・・・
その時はただ驚いただけだが、
今頃胸がドキドキしてきた。
いつまでもここに立っていては危ないと思った。
また何時さっきのような速さの車が来ないとも限らない。
慌てて、しかし左右を慎重に確かめて
私は道路を渡りきった。
そのまま歩道を直進すれば十分足らずでママの店、
そこからもう五分歩けば商店街に着く。
ママの店の前に来たとき、入ろうかどうしようかと悩んだ。
素通りというのも気がひける、
でも、もし入って中田先生達がトランプをしていたら
私も混ざらないわけにはいかなくなるだろう。
あのママに「ちょっと用事が・・・」は一回までだ。
二回も参加を拒否したら、もう二度と店に入れてもらえなくなる。

中田先生や犬山さんはまだ中にいるのだろうかと思い、
飾りガラスの隙間からそっと中を覗いてみた。

誰もいない・・・やっぱりもう帰ってしまったんだ。

よりいっそう入ろうかやめようかの選択に迫られた。
ママに怒られるうんぬんよりも、
今度はママの顔が見たくなったのだ。
やっぱり入ろう。私はドアを開けた。
入る時、一瞬ドアの横にある黒い木の看板が目についた。

「アレ ? 新しい看板に替えたのかな・・・」

いままで古く、くすんでいた黒っぽい看板が、
艶やかな漆黒の洒落た看板になっている。
でもやっぱり店の名前が判別できない。
縦に字が書いてあることは何となくわかるのだが、
そこに目をやるとまるで水滴が目に入ったみたいに、
ぼんやりとぼやけてしまうのだ。

〜つづく

(ママの店12前編) (ママの店12後編)

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2006.07.01. (00:15) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(-) /
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