筆者  活動状況  オンライン小説  新刊+出版本  更新情報 ブログ
メルマガ Link HOME MAIL


fc2-BlogRanking   Blog Entry
管理人

樋口裕子

  • 名前:樋口裕子
  • HP⇒ハレルヤ

    モバイル版を開設しました!
月別ログ
カテゴリ
最新記事
コメント
トラックバック
リンク




2006.09

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

オンライン小説&出版本紹介のHP「ハレルヤ-樋口裕子-」のブログ、夢日記や短編小説など書いていく予定です。(コメントの欄に業者の方の宣伝はご遠慮願います)
 我が家の猫達&ママの店


晩ご飯の用意をしていたとき、フクとチャオの 喧嘩が勃発 !
ただならぬ気配に娘と一緒に急いで見に行くと、
二匹がダンゴになって部屋の中を転げ回っていた。
こういう喧嘩はしょっちゅうなので、私らも慣れているから
手早く二匹を引き離し怪我の状態を調べてみたら、
二匹とも目の上を切っていた。
まあ、病院の先生もおっしゃっていたが顔を怪我するということは、
両方が負けていないということらしい。我が家の猫は皆気が強いのか、
今までお尻を噛まれた者はまだ誰もない。
しかしこの騒動の間、台所が無人になったのをいいことにして

クロとブチの いやしんぼコンビ  にお肉を盗まれてしまった。

別荘

「ママの店」  
      10

私達四人の男女は次元のトンネルを潜り抜け、
共に降り立ったのは、砂漠。
辺りを見回しても砂以外の何物もなく、
ただ殺伐とした同じ景色が
果てしなく続いているだけだ。
ヒュウーと風が吹き、足元の砂が波立ちうねる。
地面が灰色なら空も灰色で、
両方の色が同化して、
地平線がどこにあるのかさっぱりわからない。

「ここは・・・
 本当にけいこちゃんのいる世界なの ? 」

私が誰ともなしに聞くと、ママが淡々とした声で
そうよ、と言って頷いた。

「私が入ったときは
 火がボウボウと燃えていたんだが、
 今は火どころか
 砂ばかりで何だか冷え冷えしているねえ
 亡者どももいないし・・・」

中田先生が首をかしげる。

「けいこは・・・
 あの子はいったいどこに行ったんでしょう」

母親が不安な声でママに聞いた。

「あの子は隠れています。
 ほら、向こうの方に小さな家が見えるでしょう」

あれ ? 

不思議なことに、 
ママが指差す方向を見ると、いつの間に出現したのか
一軒の小さい家らしきものがある。

「けいこはあの中にいるんですね」

母親がすぐに行こうとしたので、ママが止めた。

「ダメ、慌てないで。
 あの子は勘違いして怯えているわ。
 私達が恐ろしい闇の世界の者だと思ってるのよ」

「そんな・・・」母親が絶句する。
 
「こうなることはわかっていたわ。
 さあ、覚悟はいい ? 
 来るわよ、あの子が放った怪物達が」

ママの言葉が終わるか終わらないうちに、
いつの間にか目の前に
すっくと巨大な足が二本出現していた。

ヒヨオォォォォッ ! と風が鳴る。

どんな大男だろうと見上げたら、
何と腰から上が消えている。

足だけの化け物・・・

自分の手が震えているのが悔しい。
クソッ、負けるもんか。
私は足を踏ん張り、剣を握り締めた。

「皆、心を一つにして頑張るのよ」

ママの言葉に勇気がみなぎる。

行くぞ ! 

オォーッ・・・

中田先生の合図で私達は一斉に、
化け物めがけて突っ込んで行った。

四人の戦士達の戦いが、今始まる。

〜つづく

「ママの店14」 をHPにUPしました。
ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。

(ママの店12前編) (ママの店12後編)
(ママの店13)
その他の作品紹介
電子出版「短編集 闇の中の住人」
2006.09.12. (00:42) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(-) /
ハレルヤ

Copyright © 2004 Powered by FC2 All Rights Reserved.
Photo by Wisteria Field  Template by lovehelm