
今日は
鯖 を焼いたので、
カウンターの上でシュウが活躍してくれた。
魚を焼くときも匂いがするので油断をすると猫達がやってくる。
シュウがいるだけで近寄らないなんて・・・シュウって猫達から見たら
どんなに怖い存在なんだろうと思ってしまう。
シュウが猫達を追い払うときを観察していると、怒った顔で何やら意味不明のかすれたような小さな声を発している。ひょっとしたらこれが猫語 ? 猫の言葉は周波数が違うため人間には聞こえないのだと何かの本で読んだことがある。ニャアニャア鳴いているのは言葉じゃないらしい。
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本日のママの店はお休みさせていただきます。
店主敬白
特別番組
幽霊のお話 第二
私も主婦ですから、朝主人と子供達を
学校やら仕事やらに送り出した後、
掃除洗濯といった家事をします。
そして買い物も早めに済ませて
夕方子供達が帰ってくるまでの間が、
本を読んだりテレビを見たりの
楽しみの時間だったんです。
いえ、それまでは昼寝の習慣なんぞ
ありませんでした。
でも、あの家に引っ越してからは
きまって昼の三時頃になると
急に眠たくなってくるんですよ。
テレビを見ていようが本を読んでいようが、
手作業をしておろうが、おかまいなしに、
とにかくその時間になると
目を開けていられなくなってしまうんです。
まあ、私にとって
そのひと時は自由な時間ですからね、
眠たかったら寝ればいいんです。
だから、リビングのソファーに横になりました。
そうしたら奇妙な夢を見たんです。
いえ、正確に言うと
それから毎日昼寝をするようになり、
奇妙な体験をするようになっていったんですよ。
ええ、あんまり奇妙だったので
見た夢全部を覚えています。
それも変な話でしょ、普通夢なんて目が覚めれば
忘れてしまっていますよ。
それがねえ・・・・
一回目の夢なんですが、
あれは目を閉じてすぐのことでした。
ゴゴーッと耳元で大きな音がして
はっと目を開けると
何と天井が落ちてくるじゃありませんか、
うわぁっ大変、潰されると思った瞬間、
あっという間に天井が
鼻先がくっつくところまで降りてきて、
そこでピタッと止まったんです。
そのとき、ふと奇妙な感じがしたんです。
背中が何かスースーしましてねえ、
恐々手を腰の下辺りに持っていくと、
無い ! 何も無いんです。
確かソファーの上にひっくり返って
寝ていたはずなのにソレが無い。
恐々首を曲げて下を見ると、
これがまた不思議なことに
何と私は空中に浮いていたんですよ。
天井が落ちてきたのではなくて、
私自身が上に上がっていたということなんです。
ははーん・・・これは夢なんだ・・・
とそのとき思ったんです。それでね、
これは夢なのか、夢なんだったら
もっといろんなところに
飛んでいけるはずだって考えましてね、
バタバタと手足を動かしたんですが
ちっとも体が進んでくれないんですよ。
しまいにゃあ扇風機の羽のように回転しちゃって、
悪いことにだんだん体が下に降りていってしまう。
そしてとうとう元の位置に戻ってしまいました。
で、何だつまんないなあと思いながら、
体を起こそうとしたんですが、何か重い。
体が石みたいに重くてなかなか起きれないんです。
それでも無理やり起きたんですが、
立ち上がっても体はふらふらとしているし、
部屋の中も見慣れた風景とちょっと違う。
あぁそうそう、ちょうど遊園地の
ビックリハウスに入ったような気分でした。
もしかしてまだ夢の中 ? と思いましてね、
ドアを開けて廊下に出たんです。
廊下を真っ直ぐ進んで奥の子供部屋に入ると、
部屋の中には真っ赤なビロードの布が
何枚も垂れ下がっておりまして、
真ん中に金髪で巻き毛の
よく太った十五、六歳くらいの男の子が
胡坐をかいて座っていたんです。
私は一時期教師をしていましたから、
子供にはごく自然に
話しかけてしまう癖があるんです。
それがそのときは・・・
その子に話しかけようという気に
全然ならなかったんですよねえ。
話しかけれる雰囲気ではなかったというのが
当たっているのかもしれませんが。
ええ、だからそのままドアを閉めました。
次に玄関まで行き、
外に出ようと思ったんです。
部屋の中がこんな状態だったら、
外はいったいどうなっているんだろうって
思いましてね、
で、玄関のドアに手を掛けたとたん
残念なことに目が覚めちゃったんですよ。
はい、ソファーの上におりました。
でもねえ、
その日から毎日のように私は
午後三時頃から昼寝をするようになって
おかしな世界に行くようになったんですよ。
〜つづく
「ママの店14」 をHPにUPしました。
ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。
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