わーいオムツだぁー
オシッコたれのシマジロウ、昼間はオムツを穿いている。
どういう訳かお前はオムツが気に入っていて、シッポをフリフリさせて穿かせてもらうのを待っているけど、本当は恥ずかしいことなんだぞ。皆オシッコをちゃんと砂やシートで出来ているのに、お前だけ何で尻癖が悪いんじゃ。
今日はチャコの手術が行われる。
チャコ、頑張れ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22「恩他は最初この店に入って来た時
凄く怯えていたよね。
何か自分の信仰している宗教が、
マズイ宗教だと言う事が分かって、
他の信者達に
追われているようなことを
言ってたけどさ、
いきなり先生に絡んできたりして、
何か訳が分かんないよ。
ママは恩他が
ビジターだって言うし。
ねえ、ママあいつ本当にまだ
現役の人間な訳?」
私がそう聞くと、ママはちょっと首を
傾げたが、ビジターに間違いないわねと
言った。
「あの時も言ったけど、
彼が悪霊に憑依されているのは
間違いないね。
恩他という名前は悪霊の名前だ。
何せ魔王サタンだからな」
中田先生はそう言った後、ママに
コーヒーを入れてくれるよう頼んだ。
豊にも入れてあげるわねと言って
ママがカウンターの中に入った時、
私は初めて涼子さん達が
いないことに気がついた。
考えてみれば今日昼前に来た時も
二人の姿はなかった。
「ママ、今日は涼子さんと恵子ちゃん
何処かに行ってるの?」
私がそう聞くと、
今日はお休みをあげたのよと言って
ママはニッコリ笑った。
「そりゃあいい、考えてみれば
こちらの世界に来てから二人とも、
ゆっくり休みが
取れてなかったからねえ」
そう言って中田先生は、
ママがコーヒーの粉を布袋に入れて、
沸騰したお湯を注いでいるのを
ぼんやりと見つめている。
「犬山さん達と一緒なの?」
と私が聞くと、
「いいえ、あの子達は遊園地に
行かせてあげたの。
でも、もう帰って来ても
良い頃なんだけどな・・・」
恩他のこともあるので、少し心配な
空気が流れたとき、
カラ〜ンコロ〜ンと音をたてて
ドアが開き、涼子さんと恵子ちゃんが
帰って来た。
〜つづく
「ママの店16(前編)」 「ママの店16(後編)」 「怪談奇談」に
(幽霊屋敷)ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。
別荘出版「ハレルヤ」「ひとでなしの倫理」電子出版「短編集 闇の中の住人」
2007.01.12. (00:27)
猫 /
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