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樋口裕子

  • 名前:樋口裕子
  • HP⇒ハレルヤ

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2007.07

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オンライン小説&出版本紹介のHP「ハレルヤ-樋口裕子-」のブログ、夢日記や短編小説など書いていく予定です。(コメントの欄に業者の方の宣伝はご遠慮願います)
 我が家の猫達&ママの店
私が守ってみせる!


夜になっていきなりチャーとシュウが取っ組み合いの喧嘩を始めた。
こんな大きな喧嘩を見るのは久し振りだ。二匹が玉になって咬み合ったまま部屋中を転げ回り、あたり一面に抜けた毛が舞い上がる、何とか引き離さないと死んでしまうのではと焦った時、何とカスガが決死の助太刀を試みた。シュウを庇いに飛び込んだのだ。こうなったら何が何でも止めねばと、娘らと私の三人で怪我を覚悟で三匹を引き離したのだが、やっぱり長女が足を切られた。シュウとチャーはすぐさまゲージに放り込み、シュウにはカスガを一緒に入れてやった。「怪我してない?」とシュウの体を労わるカスガの優しい声が聞こえて来そうな睦まじさ。
それに引き換えブチ達他の猫連中は、巻き添えはくいたくないとばかりに四散して、遠巻きで見ているだけの腰抜けぶり。
仲間を助ける勇気は無いのか、嗚呼情け無い・・・

ビリー九日目突入両足がかなり開くようになったが前屈の時まだ上半身が床に届かない。



1〜43は「続きを読む」の中 44 45 46 47 48



中田先生の言葉が嬉しかった。
もう一人で異世界に
飛ばされるのは絶対嫌だ。

われわれは廊下を
真っ直ぐ進んで行った。
通路左側には
トイレと資料室があり、
右側には地下の手術室の中に
あったのと同じ、
床がタイル張りの洗い場があった。
この階にもあそこと同じ
洗い場がある・・・
血だらけのビニールシートを
洗っている現場を思い出し、
ずんと気分が重くなった。

「山村さん・・・」
気分を変えようと思い、
歩きながら山村に声を掛けると、
山村はヒョイと私の顔を見た。

「ねえ、ここのトイレを
 使った事はある?」
私の問いに山村は頷き、

「ありますよ、
 ここに連れて来られた
 最初の何日かは
 風呂にだって入れました。
 トイレの奥にあったでしょ、
 あの風呂ですよ。
 もちろん監視付きですがね。
 でも、一度下に連れて行かれたら、
 風呂なんて入れませんやね。
 傷口が開いてしまいますからねえ」

遠い目をして山村は語った。
山村が最後に風呂に入れたのは
いつだったんだろう・・・
私は山村が可哀相でならなかった。

「ここを右に行くと、
 山村さんが入れられていた
 あの檻がある部屋に
 行くんだわね」
ママは横目で右に延びている
通路をチラッと見た。
山村は頷き、
そうですと言って溜息をついた。
遠く、突き当たりに見えている
部屋に行くまでに、
廊下を挟んで
二つずつ部屋がある。

左側手前に202号室、
その隣に201号室。
右側は204号室と203号室だ。

「さて、どの部屋から
 入りましょうか・・・」
ママが202号室と
204号室の間に立って呟いた。

〜つづく

「ママの店」(激闘編)をHPにUPしました。
別荘
「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」11話目

ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。

出版「ハレルヤ」「ひとでなしの倫理」

電子出版「短編集 闇の中の住人」
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2007.07.25. (00:03) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(8) /
ハレルヤ

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