熟睡中
走り回るだけ走り回ってやっと寝たカスガ。今日はナナがカスガと遊んであげていた。ナナは最近とても優しくなったなあ〜
ビリーDISC2二日目ディスク2は確かにハードだが動きも早くとても楽しめる。でもマンションだから跳ぶことが出来ない・・・残念。
1〜47は「続きを読む」の中 48 49 50 51 52 53「もしかしたら・・・」
中田先生が何か
思う所があったらしく、
暗い声を出した。
しかし、そう言ったきり
なかなか続きを喋らない。
イライラした私は、
「もしかしたら、何なのさ」
とちょっときつい声で聞いた。
「説明しても、君らには
分からないと思う・・・」
先生がボソッと呟いたので、
何かよけいムッと来て、
「言ってみてよ、
言ってくれなきゃ
もっと分かんないよ」
と私は言った。
「先生お願いします。
この状態は異常です。
私らもこの人達に
何が起こったのか
知りたいんです」
私の言葉を
フォローしてくれるかのように
ママが言うと、
犬山さん涼子さん、
山村までが、
教えてくださいと口々に頼んだ。
先生もみんなの様子を見て、
やっと説明する気になったようだ。
「そうか、じゃあ説明するよ。
ここの施設は
どうも人間の生体で
何かを研究しているらしい。
まあ、研究じゃなくて
実際に治療に
使用しているのかも
知れないがね。
山村さん達は生きたまま、
手術を繰り返して
臓器や肉体のパーツを
切り取られていたんだが、
度重なる手術から起る
合併症状が物凄かっただろうし、
まだ使用したい物があるのに
死亡してしまって使い物に
ならなかったりしたりで・・・」
中田先生の話しをじっと
聞いていた山村の形相が
変わった。
「死亡してしまって使い物に
ならなかっただと?
俺達は物では無いんだぞ!
俺達は人間だ。
玲子はあんな姿になるまで、
生きながらえて苦しんだんだ」
山村が感情的になって、
今にも先生に飛び掛らん
構えを見せた。
まあまあ、山村さん
冷静になってと言いながら、
犬山さんがガチッと山村の腕を
つかんだ。山村は少し
抵抗する様子を見せたが、
犬山さんの力が強く、
暴れても無駄だと分かったのか
おとなしくなった。
「山村さん、先生は私達に
説明をしてくれているの。
あなたの気持ちも分かるけど、
先生の言った言葉に
いちいち反論したら、
先生が話せなくなっちゃうわ。
あなたも先生の説明を
聞きたいんでしょ?」
ママが山村を諭した。
中田先生も、
困った顔で山村を見て、
「君の感情を
逆撫でするような事を
言わなくちゃならないのは
私も心苦しいんだ。
でも、よく聞いてくれよ、
今から話すのは決して
私の思っている事じゃ無い。
ここの施設側の人間の
考えなんだ」
先生が真面目な顔で
山村に説明すると、
山村は申し訳無さそうな顔になり、
すみませんでした、と謝った。
先生の話しが続く。
「生きている人間は、
食っては排泄する事を
繰り返している。
もちろん新鮮な臓器や
肉体が必要だから、
生きていて貰わないと
困るのだが、
食事を提供して排泄の面倒も
見るとなれば、
たくさんの人手も経費もいる。
それに、脱走逃亡をされて、
外部の者にここの秘密が
ばれでもしたら大変だ。
だから、やつらは考えたんだよ。
体さえ使えたら、
死んでいても別にかまわない、
いや、むしろ
死んで動かない方が
何かと便利なんだ。
だからね、まず
腐らないようにする薬と
血液が固まらないようにする
薬を使ったんだよ」
〜つづく
「ママの店」(激闘編)をHPにUPしました。
別荘「怪談奇談」に
(幽霊屋敷) 連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」11話目ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。
出版「ハレルヤ」「ひとでなしの倫理」電子出版「短編集 闇の中の住人」