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樋口裕子

  • 名前:樋口裕子
  • HP⇒ハレルヤ

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オンライン小説&出版本紹介のHP「ハレルヤ-樋口裕子-」のブログ、夢日記や短編小説など書いていく予定です。(コメントの欄に業者の方の宣伝はご遠慮願います)
 我が家の猫達&ママの店
カリンに悪戯
画像 457

我が家の猫達は写真を撮られると分かると緊張する。
このように頭にのっけられても動かないでジッとしているのだ。
今日はブチが便秘なのでマーガリンを食べさせていたら、カリンが私も頂戴と鳴きながらやって来て横取りして全部食べてしまった。
デブになっても知らないからねっ。



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画像 384


ドスンと音を立てて、
固い地面に尻餅をついた。
その瞬間、胃が口から
飛び出るような衝撃を受け、
すぐさまジクジクとした
痛みが尾てい骨あたりから
広がり始めた。
私は顔を歪めて
痛む箇所を手で押さえ、
もう片方の掌で床を触って見た。
床の色はオークル系の
ひんやりとしたリノリウム・・・
この部屋には見覚えがある。
私は目の前にある家具が、
臙脂色をした皮張りの
ソファーである事に気がついた。
これはあの部屋に置いてあった
四人掛け用の応接セットだ。
左方向を見ると、
壁沿いに本棚が並んでおり、
その隣に大きなパソコンが置かれた
デスクがある。
間違いない、ここはB3の
あのプライベートルームだ。
アレ?
目の前のソファーに誰かが
座っているような・・・
音を立てずにそっと立ち上がり、
ソファーの背もたれから覗き込むと、
それは白衣を着た男で、
両手で顔を覆い、
肩を小刻みに震わせている。
何をしているんだろうかと
思いじっと観察していると、
低い嗚咽が聞こえて来た。
泣いているのか・・・
どうせ次元が違うんだから、
私の姿など見えるはずが無い。
私は男の前にあるソファーに
座りに行った。

「よっこらしょ、あぁ尻が痛い。
 おい、あんた・・・
 何をそんなに泣いているのかな?
 自分のやっている事の恐ろしさに、
 今頃やっと気がついたのかい」
どうせ言っても聞こえやしないと思い、
私は思いつくだけの悪口を
言ってやりたくなった。

「あんたらは赤ん坊だって
 容赦しないんだな、
 B2の人間家畜部屋を見せて貰ったよ」

男の背中が一瞬ピクッと動いたが、
何、痙攣でも起こしたのだろうと
気にせず、私はジクジク
今まで目撃して来た場面を
逐一並べ立ててやった。

「あんたらはこの施設で、
 妙な実験をしているようだが、
 いったい何の目的でこんな・・・」

いつの間にか男は泣くのをやめていて、
泣き声の代わりにククククと
押し殺したような声で
笑っている。

〜つづく

「ママの店」(激闘編)をHPにUPしました。
別荘
「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」12話目

ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれておりますので
ご注意ください。

出版「ハレルヤ」「ひとでなしの倫理」

電子出版「短編集 闇の中の住人」 
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2007.08.31. (00:07) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
何か考えている・・・
画像 453

トウは時々何かを考えているような目をしてポツンと一匹で座っている。
仲間とあまり交わろうとせず、兄妹とも一緒にいるのを好まない。
寂しくないんだろうか・・・この目は何を物語る。



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「ママの店」(激闘編)をHPにUPしました。
別荘
「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」12話目

ブログに書き溜めたものをアレンジしておりますが、
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ご注意ください。

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2007.08.30. (00:06) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
ボクを忘れてる〜
画像 040

最近私がチャオにかかりきりなのでシュウが拗ね様になっている。自分はアイドル的存在だと思っているから可愛がられるのはいつも自分でなきゃ嫌なのだ。
シュウよ確かにあんたは可愛い。でも忘れちゃダメ家族はみんな平等だ。



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しばらく言葉が
何も浮かんで来なくて
黙っていたら、ママが
心配そうな顔をして私に近づき
そっと手を握ってくれた。
「ママ・・・」と言った私の顔に、
不安が見えたのか、
「大丈夫よ、いつも一緒だからね」
ママは真剣な目をして、
握った手にグッと力を入れて来た。
すぐに中田先生、
犬山さん、涼子さんが寄って来て、
みんな私の腕をしっかり
つかんでくれている。
犬山さんは、私の腕に自分の腕を
ガッチリ絡ませてくれているから、
これじゃまるで警官に捕まった
犯罪者だと笑いそうになった。
でも、嬉しい・・・
こんなにもみんなは
私を心配してくれているんだ。

「ありがとう。これならもう
 一人ぽっちにはならないよね」
私がそう言ったとたん、
周りの景色がグニャリと変形した。
柔らかいカラー粘土のような
色の洪水の中に私は飲み込まれ、
こね回され捻られながら
流線型をした色の一部と化し、
まるで飴細工のように
ビヨーンと長く伸ばされ、
広がり始める。

「うわあっ!
 今度のはきつすぎるぅ」
私は絶叫しながら
最悪の事態に気がついた。

さっきまで強く感じていた
みんなの腕や手の力と温もりが、
知らないうちに消えてしまっている。

また一人になった・・・

みんながいくら、しっかり
手を握ってくれていても、
歪は容赦なく私だけを連れて行く。
一人で飛ばされるのは
慣れているはずなのに、
ママの掌の温もりを思い出し、
涙が溢れて止まらない。

〜つづく

「ママの店」(激闘編)をHPにUPしました。
別荘
「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」12話目

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2007.08.29. (00:40) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
帽子?をかぶったチャオ

またまたチャオに悪戯を・・・指吸いしている時に靴下をかぶせてやった。チャオって指さえ吸えれば何されても平気なんだね。



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「こにいるのはやっぱり、
 さらわれて来た子供達
 なんでしょうかねえ・・・
 みんな何処と無く
 暗い顔をしています」
涼子さんはここにいる子供達と
恵子ちゃんを重ねて考えてしまうのか、
とても悲しい目をしている。

「こんな施設が
 実際に存在しているだなんて
 信じられないよ・・・」
犬山さんは独り言のように言った後、
深い溜息をついた。
中田先生は唇を引き結び、
腰に手を当てて何か考えているようだ。
ママは黙ったまま
砂山を作っている少女の横にしゃがみ、
じっと小さな手の動きを見つめている。

それにしてもこの空、
どうやって作っているんだろう・・・
私は異様なまでに青い空がさっきから
気になって仕方がなかった。

「ねえ、ここって地下二階だよね」
私が先生や犬山さんの方を向いて
念をおすように聞くと、
涼子さんとママが振り向いた。

「そうだが・・・?」
と言った先生の目はもちろん、
みんなの顔にも、
私が何かに気がついたのでは、
と言う期待が表れている。

「この空人工なんだろうけど、
 奇妙な色だと言う事を別にしたら、
 とてもよく出来ているね」
と私が言うと、
四人一緒に空を見上げた。
先生は、うーん・・・と唸り、
犬山さんはしきりに首を傾げている。
ママと涼子さんも不思議そうな顔だ。

「こんな色の空だなんてあり得ない。
 昭日町でもこんなんじゃなかった。
 空と言う物はもっと透明だ」

私がみんなを見回してそう言うと、

「なあ、豊・・・
 私にはコンクリートで出来た
 灰色の天井にしか見えないんだが」
と中田先生が、怪訝な顔で言う。

「えっ、嘘だろう・・・
 こんなのがコンクリートだなんて
 絶対おかしいよ。
 僕には青い液体みたいに見えているよ」
私が抗議するように言うと、
全員がもう一度空を見て奇妙な顔をした。

「豊、私達とあんたとは今
 見えている世界が違うのかも・・・」
ママの言葉に、私はガーンと一発
頭を殴られたような気分になった。

〜つづく

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「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」12話目

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2007.08.28. (00:31) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
今日のご飯は何かなあ〜
画像 441

我が家の猫達のスケジュールは、朝10時と夜10時が牛乳タイム。お昼の12時と夜の7時が食事タイムだ。
食事の時間がちゃんと分かっている猫達はその時間が来ると台所に勢ぞろいする。あんた達、何で時間が分かる? 腹時計なのかなあ〜



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2007.08.27. (00:55) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
わーい箱だあ!
画像 437

カリンがずっと目をつけていた素麺の箱。早く中身を食べてよと言わんばかりにいつも眺めていたが、今日やっと完食。カリンがすぐに飛び込んだので記念にパチッ! よかったね〜
「ママの店」を応募用に書き換えているので毎日が恐ろしく早く過ぎて行く。
今日も知らない間に日が暮れた。
座りっぱなしは要注意、脳梗塞や心筋梗塞になる恐れあり。



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2007.08.26. (21:39) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
外は暑いのかナ〜
画像 444

夏はクーラーをつけるので、猫達にとって夏は寒い。冷えすぎて風邪を引くこともあり、きっと一年中冬だと思っているに違いない。

我が家の猫達 767

ベランダのプランターでオシロイバナと朝顔を育てているが、今回は竹酢液を撒き水に混ぜているので虫に食い荒らされずにすんだ。竹酢液の臭いがウインナーソーセージの匂いとまるっきり同じなのはどうしてだろう。



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2007.08.25. (00:30) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
寂しんぼ


キュウリを洗っているとクロ、ブチ、チャオの目の色が変わる。匂いを嗅ぎつけて、すっ飛んで来るのだ。クロブチは、いくら怒鳴っても貰えるまで頑張るが、チャオはちょっとダメと言っただけで半べそをかいて逃げて行く。キュウリはご飯の時に出してあげるからね、と言ったところで猫には分からないんだろうなあ・・・
チャオの神経質は、妹のチャコが死んでから一層酷くなった。



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2007.08.24. (00:16) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
暑いよう〜

雨が全然降らないから暑くてたまらない。でもそうかと言ってクーラーをつけっぱなしにすると膝小僧が痛くなる。
夜になって雷が鳴り出した、雨降るか・・・ちょっと涼しくなってきた気がする。あ、降り出したバンザ〜イ!


夕べの雷雨は物凄かった。猫達は怯えて姿を隠し、駐車場の5パターンほどあるアラームのすべての音が鳴り響いた。でも、おかげさまでとっても涼しくなり、久し振りにクーラー無しでグッスリ眠ることが出来た。
一夜明けた今朝、左方向に見える山に白い雲が帯状に乗っかっている。



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2007.08.23. (00:32) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
背中が寒い?

チャオがあんまりクシャミをするので座布団を被せてやったら、誇らしげにみんなの所に見せに行った。しかし他の猫達の反応はゼロ。
人間は暇になると猫に馬鹿なことをして喜び、猫達も馬鹿なことをされたがる。



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「鎮静剤を打たれたらしいな」
中田先生が呟いた。
鎮静剤か・・・
「鎮静剤だったら、
 そんなに危険な薬じゃ無いよね」
少年が心配だった私は、
ちょっと気持ちが軽くなって
先生の顔を見た。

「うん、少量なら害は無いよ。
 でも、あんなに急に脱力を
 起こすところを見たら、
 かなりの量だ。
 このまま何度も投与し続けると、
 ショック死をしかねないなあ」

ショック死・・・
たちまち軽くなっていた気持ちが
またずっしりと重くなった。
クソッ、あいつらめ!
腹の底からこみ上げて来る怒りに、
握り締めた拳がブルブルと震える。
ふと事の発端となった
少女を思い出した。
砂山を壊されて腹が立つ気持ちは
分からなくも無いが、
あの子さえ泣かなかったら
少年は注射を打たれずに済んだ。
そんな事を思っちゃいけないと
分かっていても何か
鬱陶しい気分になって来る。
見れば少女は
いつの間にか泣き止んでおり、
まるで何事も無かったかのように、
また山を作り始めていた。
何も喋らず黙々と
砂をかき集め、壊れた部分を
修復して行く少女を、少年は
砂場にペタリと座りこんだまま、
黙ってぼんやり見つめている。

「まったくもう・・・」
少年の横にしゃがみ込んだ
監視役の女が、
うんざりした声を出した。
いゃ、少女は悪くない、
悪いのはこいつらだ。
この少女だっていつ殺されるか
分からない。
ここにいる子供達はみんな、
親兄弟から引き離されて、
不安な気持ちで毎日を
過ごしているに違いないんだ。
こいつらは先生なんかじゃない。
一瞬にせよ保育士だと思った私が
馬鹿だった。
こいつらは子供だって容赦しない。
人間を実験の材料としか
見ていない化け物だ。

「あんたねえ、騒いでばかりいると
 誰よりも早く203(にいまるさん)
 に入れられるよ。
 ちょっとでも長く
 生きていたいでしょう?」

女は反応の無い少年に話し掛けている。
にいまるさん・・・?
ちくしょう、203の事か、
私はさっきまでいた203号室を
思い出した。

〜つづく

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「怪談奇談」(幽霊屋敷)
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2007.08.22. (00:57) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
チュパチュパ

未だに指を無心に吸うチャオ。舌を吸盤のようにピッタリくっつけて吸うのだが、吸引力が強くて長く吸い付かれたら指が痛くなる。神経質で鼻炎持ちのチャオは、いつも一人ぼっち。寂しいからよけいに吸い付きに来るのだろうなあ。





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・・・お知らせ・・・

「ママの店」応募用に整理して書き直しをしておりますので、申し訳ありませんが、ただ今ブログでの「ママの店」をお休みしております。UPのおりはメルマガでお知らせいた
します。

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2007.08.21. (00:07) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
最近は・・・

飴を常時机の上に置かなくなってからナナはあちこち探し回り綺麗な色をしたリボンとか包装紙の切れ端、髪留め、などを持って来てくれるようになった。持って来てくれるものはいつもカラフルなんだけど、ナナって色が見えてるのかなあ・・・犬は白黒しか見えていないと聞いたことがあるが、猫はどうなんだろう。

ビリー十四日目。1〜3トータルして一ヶ月チョイで体重四キロ減。何とかこのまま維持したいと思う。



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2007.08.20. (00:29) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
喉が乾いたよ〜

未だ猛暑が続く中、いくらクーラーをつけているとは言え喉ばかり渇く。猫達も同じと見えて一日一回くらいしか飲まない牛乳を数回要求して来る。カウンターの上で誰かを呼ぶ時は牛乳がほしいのだ。ナナは依然と人間用の皿でしか牛乳を飲まない。

ビリー十三日目。少しずつ脂肪が落ち始めているのが最近やっと実感。今だから言うが、やり始めた最初の頃は体重も増え、正直かなり苦しかった。こんな事を続けているとますます太ってみっともなくなるのではと危惧していたが、あきらめなくて本当に良かった。洋服、ワンサイズ小さな物が着れるようになった。



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HP上の「ママの店」応募用に書き直しております。
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ただ今「ママの店」をお休みしております。UPのおりはメルマガでお知らせします。

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2007.08.19. (00:41) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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誰かが私を呼んでいる


カスガは名前を呼ばれると耳を平たくする。この仕草が可愛くて、何度も名前を呼んだらしまいに無反応になってしまった。呼んだら何かいいものあげなくちゃダメかな。


ビリー十二日目。今日は忙しかったが何とか頑張った。外に出ずっぱりだったので、さすがにヘトヘトだ。3はわりと簡単で、場所も取らず気軽に出来るから4へはなかなか進めない。
何故か顔が引き締まって細くなった。何で顔なのかな?



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2007.08.18. (00:24) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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涼しいニャ〜

外気温は36度を超えているのだが、クーラーのおかげで家の中は快適。机の上でカリンがコロンコロン寝転がってあぁいい気持ち〜
本当に異常な暑さだ。夜になっても30度を下回らない。今夜もクーラーつけっぱなしで寝ないといけないみたいだなあ。

ビリー十一日目。今日も午後から出掛けないといけなかったので朝からやった。自分の汗で滑ってコケそうになった。危ない危ない。



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2007.08.17. (00:49) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
お留守番


今日は毎年恒例お墓参りと親戚一同会食の日だった。お墓と言っても私の方では無いから遠くは無いのだが、年に一回の親戚の集まりがあるから用意が結構大変だ。娘達も朝から念入りにお化粧して洋服選びに余念がない。当然猫達は服に毛がつくから誰も抱かないし、側にも寄らせて貰えない。
「今日は何か変だ、ご飯を出してくれる時に愛情が篭っていない。あ、まだ昼間なのに照明をつけた!これは夜まで帰って来ないと言うことだ。お留守番イヤン」と言うような顔をしてシュウが拗ねてしまった。

・・・奇妙な出来事があった・・・
今朝七時丁度に目が覚めた。私の横には娘がまだ寝ている。今日は出掛けないといけないからもう起きようと思った時、耳元で男の人の声がした。「私は幽霊になってしまったよ・・・」大阪弁の私らと違って標準語で、わりときれいな声の人だ。お盆だけにちょっと恐かった。

ビリー十日目。今日は午後から出掛けないといけないので朝からやったのだが、汗の量がものすごかった。



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2007.08.16. (00:02) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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寂しがりや


シマジロウは兄妹の中で一番の甘えん坊で寂しがりやだ。みんないっぱい寝ないといけない年齢なのに、シマジだけがいつまでも起きている。一人ぼっちのシマジは誰かに遊んで貰いたくて寝ている兄妹を起こしにかかる。トウが怒る原因は多分それだ。
今日はリビングの絨毯を新品に替えた。一番にそれで爪とぎをするのは誰だろう・・・カスガかな?出来ればやめてほしいんだけどなあ。

ビリー九日目横腹から脂肪が部分的に削げ落ちて来た。お腹の真ん中にうっすらと筋肉らしきものが見え出している。バンザイ、もっと頑張ろう!



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2007.08.15. (00:02) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
トウ


トウはシマジロウが大嫌いらしい。シマジが側に来ただけで唸り声をあげて威嚇する。何日か前の夜中に喧嘩をしてから、より一層険悪な仲になったみたいだ。猫も人間も一緒だな、一旦嫌いになったらもうお互いの悪いところばかりが見えて、ますます嫌いになってゆく。
font color="#FF6600">ビリー八日目足はガッチリ太くなり、どんなに過酷な体勢であろうとも平気になった。お腹は脂肪の量があまりにも多い為なかなか筋肉になってくれない。そりゃそうだ、長年溜め込んだこの脂肪ちょっとやそっとの運動で落ちようはずがない。



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別荘
「怪談奇談」(幽霊屋敷)
連載小説「ドタバタ 新米刑事とベテラン刑事」12話目

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電子出版「短編集 闇の中の住人」 
2007.08.14. (00:51) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
 我が家の猫達&ママの店
貫禄あり

クロの座っている姿はとても堂々としていて貫禄がある。今や我が家の猫達の中で、クロ、ブチ、チャオの兄弟が一番の長老だ。でも、悲しいことに猫の世界では長老だから何?と言う考えがあるみたいで、偉いのは喧嘩に強い若い猫。足腰が弱くなってヨロヨロしだしたらもう最期、馬鹿にされて小突き回されるのだ。みんなクロ、ブチ、チャオを敬え!絶対馬鹿にするな、誰もがみんな辿る道だよ。

font color="#FF6600">ビリー七日目今日は風が涼しく、汗をかいても爽やかだった。



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2007.08.13. (00:01) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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まだまだ暑い


夜になってほんの少し温度が下がったが、日中はやはり蒸し風呂状態。
猫達も体がけだるいのか寝てばかりだ。時々フギャーッと言う甲高い叫びが上がることがあるが、それはシマジロやクロが寝ている子らにチョッカイを出すからだ。
食欲が無いのは、腹筋がついたからだけではないのかも。自分の年齢を考えずに運動をやり過ぎているのもある。でも、やりだしたら止まらないんだなあ〜これが・・・性格だものしょうがないよ。
font color="#FF6600">ビリー六日目今日も汗をいっぱいかいた。



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ブチ


今日は買い物の日だったので自転車漕いでエッチラオッチラ行って来た。スーパーで魚や野菜を買い、薬局で日用雑貨を買い、その後業務用スーパーへと梯子する。今日は鯛のあらが出ていたので夜はそれの煮付け。ところがだ、いつもなら良い香りに感じる煮付けの匂いに突然食欲が無くなった。ビリーもやっているしお腹が空いて当たり前なのにこの二三日食欲がだんだん無くなって来ている。運動しているのに何故?娘が物知りの友達に聞いてくれたら、それは腹筋が付いて来たから食欲が無くなったのだろうとのこと。そんな事ってあるのだろうか、でもまあそれなら嬉しいのだけれど。私の分の鯛は、小骨まで綺麗に取り除き、猫達のおかずになった。



ビリー五日目腹の肉が痛い。



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2007.08.11. (00:22) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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追い出された


熱帯夜が続いており、夜でもゆるいクーラーをつけるから猫達は夏でも小屋に入って寝る。仲良し同士一緒に寝ているからと安心していたのだが、突然の悲鳴に叩き起こされた。時計を見ると丁度三時を回った頃。リビングに行って見れば、よっぽど酷い喧嘩だったらしく猫達がほぼ全員集まっている。いったい誰と誰がやったんじゃ?と眠い目を擦りながら見ていると、シマジロウがヨレヨレボロボロになった毛を逆立てて小屋から飛び出して来た。どうやら悲鳴の主はシマジロウだったみたいで、トウに散々ボコられた揚句に放り出されたらしい。シマジよ、あんたいったいトウに何したのさ・・・

ビリー四日目足のふくらはぎの筋肉痛がチト辛い。



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2007.08.10. (00:19) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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しんどそう

毎日暑い。家の中はクーラーをつけているから暑い訳が無いのに、体がしんどい。猫達も同じなのかゴロゴロ床に伸びている。写真はフク。
ビリーは毎日四時から始めることにしている。こんなにだるいのに、何故かビリーの時には蘇るから不思議だ。もう一ヶ月近いから、結果が気になるが正直痩せてはいない。それどころか筋肉が付いてきて太くなった気がする。今に脂肪が取れてスタイルが良くなるさと信じて頑張っているが、男みたいになったらどうしよう・・・・大丈夫だよね。



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あの時私は予期せぬ光景に驚き、
ドアを開けたまま
ボーッとしてしまい、
子供達の側にいる先生達に
睨みつけられてしまった。
でも今はみんな私の姿なんて
見えていないらしい。
それにしてもこの
不自然な青空・・・
まるで映画の撮影に
使われるセットのようだ。
砂場でトンネル堀をやっていた
八歳くらいの少年が、
いきなり立ち上がり、
足で山を踏み壊した。

「あぁっ、もう毎日
 同じ事ばっかでつまんねえよ」
そう言うなり少年は
手にしたスコップを、
隣にいた少女が作っている
山の上にブスッと突き立てた。
たちまち砂山は崩壊して、
少女は火がついたように
泣き始める。

「うっせえ、黙れ!」
少年は何を怒っているのか、
喚きながら、足元の砂を
所構わず蹴散らしている。
少女の泣き声が一層
大きくなった為、
監視していた先生が
やっと気がついた。
一番近くに立っていた
先生が走って来て、
少年を取り押さえようと
腕をつかんだが、
少年は暴れまくり
先生一人では止められない。
応援する為に走って来た
もう一人の先生を見て
私はビックリした。
てっきりここには
女の先生しか
いないと思っていたのに、
やって来たのは
白衣を着た男。
手にした注射器の針先から
薬液が滴っている。

「やめろ、おいらに触るな」
少年は逃げようとしたが、
たちまち注射器を持った男に
押さえられ、
動けなくなった。 
いやだあ!
少年の叫びも空しく、
その細い腕に容赦無く
注射針が突き立てられる。

「おい、子供に何をする」
私は止めようと
一歩足を踏み出したが、

「我慢しなさい、
 今は見ているしかないの」
ママにいきなり
腕を引っ張られた。
はっと気がついて
後ろを見ると、そこには
ママと中田先生、犬山さんに
涼子さんがいた。

どうやら私一人が
異次元に迷い込んだんじゃ
なかったみたいだ。

〜つづく

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2007.08.09. (00:17) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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退屈

最近シマジロウがおとなしい。ちょっと前まではカスガと一緒に走り回っていたのに今日も朝からゴロゴロ寝転がっている。暑いからクーラーをかけているのだが、かけたらかけたで体がだるい。私でもゴロゴロしたくなるんだから猫だったら当たり前カモ。
ビリー二日目さすが毎日やっているから筋肉痛は無いけれど、夜になるとすぐに眠くなってしまう。夜にこそやりたいことがいっぱいあるのに、眠気が襲って来るのがちょっと困るなあ。でも朝の目覚めは爽快だ。


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山村親子が消えてから、
カーテンの外に出ると、
部屋の中いっぱいに
冷気が立ち込めている事に
気がついた。
立ち並ぶ、
真っ白いカーテンに
囲まれた死の個室から、
微かに聞こえて来るのは
空調機の音か、
それとも死んだ子供達の
寝息なのか。

「みんな待っているのよ、
 お父さんやお母さんが
 迎えに来てくれるのをね」
ママが鳶色の瞳に暗い影を落とし
呟いた。
言うべき言葉が見つからない。
隣の204号室の死人達は、
多分全員行くべき場所に
行ってしまった。
だけど、この部屋の子供達は
一人で行くには
あまりにも幼すぎる。だから、
このままずっと迎えが来るまで、
眠り続けるのだ。

「玲子さんの娘さんは、
 ここには居ませんね」
涼子さんがママに聞いた。
ママは辺りをもう一度見回し、

「そうね、
 ここは死の部屋だもの」
と言った。
そうだ、玲子さんの子供は、
まだ生きているんだ。

「確か、珠江ちゃんと言う
 名前でしたね」
犬山さんが言った。
そうだ珠江ちゃんだ、
私は玲子さんの子供の名前を
すっかり忘れてしまっていた。

「子供達をみんな
 昇天させてあげたいけど、
 親がまだ居るかもしれないから
 ここは後回しにしましょう。
 出来れば親と一緒に
 行かせてあげたいわ」
ママはそう言ってから、
さあ次の部屋へ行きましょうと
みんなを促した。

廊下に出た我々は、
203号室の真向かいにある
201号室に入る事にした。
しかし201号室の
ドアの前に立った私は
不安と期待が
入り混じったような
奇妙な気持ちに襲われた。
これはひょっとしたら、
また異次元に続いているドア?
でも、たとえ
このドアの向こうが
異次元であったとしても、
私は入っていかねば
ならないのだ。
ママに知らせようかと思ったが、
ママはもうみんなと一緒に
中に入ってしまっていた。

私が最後か・・・

私は深く息を吸い込み、
ドアの中に一歩足を踏み出した。

視界がグニャリと歪み、
いきなり甲高い子供の声が
耳に飛び込んで来た。
そして次第に辺りの景色が
見えて来ると、
そこは見覚えのある
場所だった。

昭日町の私の家には
ドアがたくさんあって、
考えも無しにうっかり開けると
とんでもない世界に
繋がっている。
あの日、日頃開けない部屋の
ドアを開けてしまった為に、
保育園らしき所に出てしまった。
その保育園と全く同じ風景が
今私の目の前にある。
砂場で山を作り、
トンネルを掘って
遊んでいる子供・・・
三つあるブランコが
交互に揺れている。
簡易プールで水遊びをしている
小さな子供・・・
子供達の声が、まるで
真夏の蝉時雨のように
私の全身に降り注いで来る。

人工に造られた物なのか、
はたまた異次元だからか、
空の色が不自然に蒼い。
先生達はスカイブルーの
ワンピースの上に
真っ白いエプロンをつけ、
遊んでいる子供らを
見守っていた。

〜つづく

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2007.08.08. (00:53) 小説 文学 / TRACKBACK(-) / COMMENT(0) /
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そっくり

私の部屋の机の上にフクがまた乗っている・・・あれ?フクじゃないよ、あれはトウちゃんだ。トウは本当にパパに良く似ている。

ビリーDISC3一日目DISC3は腹筋に重点をおいた運動ばかり。一番気になっているのが腹筋なのでとても嬉しい。


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ママがベッドに近づき、
そっと赤ん坊の耳に
顔を寄せた。
そして優しい声で、
「オメメを覚まして、
 パパが迎えに来てくれたのよ」
と囁いたとたん、
今まで重苦しかった辺りの空気が
サッと軽くなるのを感じた。

生きていた!

きっと今、みんなの心にも
明るい希望の光が
射しているに違いない。
犬山さん中田先生、涼子さんが
じっとママのする事を見ている。
山村はグスグスとまだ鼻を
鳴らしているが、
その顔には喜びと期待が
満ち溢れている。

ママが赤ん坊の口に
そっと手を当てると、
赤ん坊は
オッパイを飲んでいるように
小さな口元を
モグモグさせ始めた。
ママが山村の方を向き、

「さあ、聡ちゃんを
 抱いてあげて」と促すと、
山村は嬉しそうな顔をして頷き、
涙と鼻水で汚れた手を
ズボンで拭い、腰をかがめ、
壊れ物を扱うように、
そっと赤ん坊を抱き上げた。
山村の胸で赤ん坊は目を覚まし、
自分を抱いているのが
父だと分かったのか、
ウキャアと嬉しそうな声をあげた。
その柔らかそうな頬っぺた、
目元口元、耳たぶ、
手足指、どれを見ても愛らしく、
この子は本物の
天使なんじゃないかなと
私は思っていた。
山村は我が子を抱きしめ、
頬刷りしたあと、
口を尖らせ、目を丸め、
おもしろい顔をして
赤ん坊をあやし始めた。
ウッキャウッキャと
赤ん坊は山村の腕の中で
喜んでいる。

「良かったわ、聡ちゃん
 無事だった・・・」
涼子さんが明るい声で
言いかけたが、
犬山さんや中田先生の顔を見て
最後の言葉が
小さくしぼんでしまった。
犬山さんが、
黙ったまま複雑な顔をして
ベッドの上を指差したとたん、
あっ、と涼子さんが
小さく声をあげた。
何とベッドの上にも赤ん坊が
横たわっている。
一瞬私もギョッとしたが、
よくよく考えてみれば、
幽霊の山村が
生きている赤ん坊を
抱けるはずが無い。
山村が今抱いているのは・・・

「山村さん、聡ちゃんはずっと
 あなたが迎えに来るのを
 待っていたのよ。
 聡ちゃんは大好きなパパが
 きっと迎えに来てくれると
 信じていたの」
山村に語りかけながら、
ママはそっと目頭を
指で拭っている。

「ありがとうございました。
 みなさんのお陰で、
 聡を取り戻す事が出来ました。
 もう何も
 思い残す事はありません」
山村は赤ん坊を抱いたまま、
頭を下げた。
すると、玲子さんの時と同じように
山村父子の体が少しずつ
薄くなり始め、
山村がもう一度嬉しそうな顔で
頭を下げた瞬間、
スッと跡形も無く消えてしまった。

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