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オンライン小説&出版本紹介のHP「ハレルヤ-樋口裕子-」のブログ、夢日記や短編小説など書いていく予定です。(コメントの欄に業者の方の宣伝はご遠慮願います)
改訂版「ママの店」
前回までのお話・・・
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声の限りに絶叫し続けているうちに
だんだん意識が遠ざかり、
やがてプスンと事切れた。
あれからどのくらいの時間が
経ったのだろう、気がつけば
ゾンビどもは消えていた。
辺りは真っ暗だが、
新鮮な空気が満ちている。
「もう目を開けていいわよ」
ママの声で我に帰った。
そうだ、私は目隠しをされて
バツゲームをさせられていたのだ。
ママに目隠しを取って貰った私は
ペタリと床に座り込んでいた。
ドッと疲れが押し寄せてくる。
空ろな目をして辺りを見回すと、
驚いたことに店の中が
無茶苦茶になっていて、
ソファーもテーブルも乱闘の後のように
ひっくり返り、飛び散らかっている。
これはいったいどうしたことだろう・・・
アレッ?ママ達すごい汗をかいているよ、
髪や服も乱れているし
顔も真っ赤になっている。
まるで激しい運動をした後みたいに
息も苦しそう・・・
いろいろな疑問が頭の中を
くるくる回っているとき、
ママが何かを後ろにサッと隠したのを見た。
「それ何、今何を隠したの?」
私は立ち上がり、
急いでママの後ろに回って
それが何か確かめた。
「ねえ、これバットじゃない?
しかも金属。
何でこんなもん持ってるの?」
「あ・・・えーと、これはね」
ママは目をパチパチさせて
バツが悪そうに横を向いた。
先生達はどうなんだろうと思って見ると、
先生はカナヅチ、
犬山さんは角材をぶら下げており、
二人とも私と目を合わそうとしない。
「ねえ、どう言うことさ説明してよ」
「あ・・・あのね、
私はやめなさいって言ったんだけど、
そのぉー」
先生が申しわけなさそうに言いわけをした。
「私も、その・・・すんません」
犬山さんの手からポトリと
角材が落ちたのを見ながら、
すべてを理解した。
つまり、私はハメられたんだ。
「何だ、そうだったの。
最初からバツは私って決まってたんだね、
三人で相談してたんだ」
目から悔し涙がこぼれ落ちる。
〜つづく
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2008.07.06. (11:22)
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